腕時計は単に時刻を知るためだけのアイテムではない
ビジネスはもちろんプライベートの場面でも、一昔前までいつどこにいても便利に時刻を知ることができる腕時計は外出時の必須品でした。ところがほとんどの人がスマートフォンや携帯電話を持ち歩き、手軽に時刻を表示できるようになった現在では、腕時計の存在意義に大きな変化が現れています。つまり単に時刻を確認するための道具としては一定の役割を終え、これまで以上にファッションアイテムやステータスシンボルとして注目されるようになってきているのです。その中でも、特に機械式時計の人気はかつてないほどの高まりを見せています。機械式時計は職人の手作業によって組み立てられる伝統的な製品で、高級腕時計と呼ばれるものの多くがこの方式を採用しています。
手作業による機械式時計には特別な価値がある
機械式時計はゼンマイを動力とし、歯車など非常に細かなパーツを精巧に組み合わせることでムーブメントを動かす仕組みの時計です。製造には熟練した職人による緻密な手作業が必要で、電子ムーブメントを採用するクォーツ式やデジタル式時計のような大量生産には向いていません。しかしかえってそれが希少価値を生み出し、ジュエリーや高級アクセサリーに勝るとも劣らない貴重品として人気を集めています。またきちんとメンテナンスを行えば長期間の使用が可能で、資産価値が高いのも大きな魅力のひとつです。腕元からのぞく機械式時計は、その人の個性や社会的地位をさりげなく表現できる存在感抜群のアイテムです。また子や孫といった次世代へも引き継ぐことができる特別なアイテムとして、多くの人の心をとらえています。
とにかく美しさを追求した高級時計、それがオーデマピゲです。細かな部分まですべて手作業で仕上げ装飾を施して、贅沢の限りを尽くした時計というよりも芸術作品となっています。